『雪あかりの路』と「冬の動物」をイメージした階段アートが登場
今冬の階段アートは、小樽の冬を象徴する『雪あかりの路』の幻想的な情景を、ひとつの物語のように描き出しています。
まず目に飛び込んでくるのは、雪あかりの路を代表する浮き球キャンドル。
雪の白さにあたたかな灯りが溶け込み、訪れる人をゆっくりと“灯りの道”へと誘います。
その先には、スノーキャンドルが静かに連なる光の並木が続きます。
雪をくり抜いてつくられた器の中で、小さな炎がゆらゆらと揺れながら、まるで息づくように柔らかな光を放つ様子を表しています。
雪の壁に映る淡いオレンジ色の反射は、雪そのものが内側から輝き出しているようにも見え、階段全体を冬の灯りの回廊へと変えていきます。
背景には、静かな夜の空気を写し取ったような夜景が広がり、まるで冬の星空が地上に降りてきたかのような情景を表しています。
その中に佇むのが、北海道の冬を彩る可愛らしい動物たちの雪像。丸い姿で“雪の妖精”と呼ばれるシマエナガ、ふさふさの尾を揺らすキタキツネ、愛らしいリス。冬の森からそっと姿を現した彼らは、灯りの道へと導く“案内役”のようでもあり、訪れる人々を「ようこそ、小樽へ」と迎えてくれる温もりを添えています。
灯り、雪、夜景、そして動物たち。
冬の魅力がひとつに溶け合ったこの階段アートは、見る人を日常から離れた小さなファンタジーの世界へと誘います。
足元に灯るひとつひとつの光の温かさを感じながら、この季節ならではの小樽の物語をお楽しみください。
設置期間:2026年3月頃まで
