意外に多い?小樽にある和菓子のお店
平安中期、時の天皇・仁明天皇は、当時蔓延していた疫病を鎮めるため、元号を「承和」から「めでたい」という意味を持つ「嘉祥」に改元。
嘉祥元年の6月16日に、御神託に基づき16の数字にちなんだお菓子やお餅を神前に供え、健康招福をお祈りしたことが由来だとされています。
実は小樽には、古くから営業しているお餅屋さんや団子屋さんなどの和菓子店がたくさんあり、広く市民に親しまれています。小樽にお餅屋さんが多い理由としては諸説あるのですが、「手軽にエネルギー補給ができる食べ物だったから」というのが最も有力な説だそうです。
小樽が海運の中心地として栄えていた頃に、荷物の積み下ろしなどに多くの労働者が従事していて、忙しい中で簡単に買うことができ、手早くエネルギーが補給でき、腹持ちも良いということで、お餅が好んで食べられていたそうです。また、海運の要衝だったために、当時の北海道としては貴重だった米や砂糖などが手に入り易かったことも小樽にお餅屋さんが増えた要因のようです。
小樽っ子それぞれにお気に入りの和菓子店がありますが、代表的なお店をいくつかご紹介します。