
西安城壁の含光門から南門までの区間は、昼間でも様々な灯籠が飾られ、人々の目をひきつけます。今年の灯会の目玉は、城壁灯会と韓国晋州市が行なう「南江流灯節」の共同演出です。護城河の上のライトアップは、韓国の特色に溢れ、城壁はきらびやかに輝き、異彩の盛り上がりをみせます。城壁内外のコントラストが、国際文化の交流の魅力を表していると言えるでしょう。特に注目したいのは、韓楽坊民俗展示区に登場する韓国からそのまま持ち込んだライトとグルメです。韓国のトレンドと伝統的な民族の特色をみせ、魅力的な明洞街の純韓国風の雰囲気を醸し出します。この中韓文化を融合した新春の盛大なフェスティバルの目的は、春節期間に視覚的な新境地を切り開き、盛大な宴会を目指すことで、市民に独自の特色を持つ古い都市の春節を体験させます。今年の灯会はライトにとどまらず、様々なインタラクティブなイベントも盛り込まれています。家族とともにオリジナルの灯籠も作れます。無数の灯籠の中で最も際立った灯篭を、城壁に飾ってみませんか。また、無料で生まれ年の祝福ステッカーが一枚もらえます。願い事を書き、ご自身の生まれ年の燈籠に貼ることで、新たに迎える1年の間に、様々な幸せが毎日訪れるでしょう。このイベントで、世界各地から訪れた人々に、千年の歴史を持つ古い都市の上元花灯節を体験していただけます。
螺旋階段を登ると、建物内に金箔に彩色された絵図の柱があり、天井には極彩色の美しさを持つ金の宝頂があり、きらびやかな華やかさをもたらしています。そこを中心にして、東南西北に延びる4本の大通りがそれぞれ明代城壁の東南西北の4つの門とつながっています。こちらが西安の人々の自慢の鐘楼です。この鐘楼は中国の古代から伝わる多くの鐘楼の中で最も大きく、保存状態のよいものです。明代に西安は西北の軍事と政治の要衝であったことから、鐘楼は建築規模、歴史的価値、あるいは芸術的価値など、様々な側面から高い評価を受けており、国内にある同様の建造物では最も重要なものの一つといえます。
古い都市である西安のランドマークの一つとして、大雁塔は保存状態の最も優れている仏教の古建築です。西安市南郊外に位置し、市の中心から4キロメートル(2.49マイル)の距離です。大雁塔は国家の重要保護文化財とAAAA観光スポットに認定されました。こちらには大雁塔、大慈恩寺と大雁塔の北広場が含まれています。2014年に世界遺産リストに登録されました。
秦始皇兵馬俑は秦始皇帝陵の埋葬地から掘り出されたもので、1987年に国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)より「世界文化遺産」に登録されました。ホテルから車でわずか40分にある、ぜひ一度足を運んでいただきたいユニークな場所です。
大明宮は唐代の国の象徴であるとともに、中国の歴史において最も強大であった国の縮図でもあります。大明宮の建設には2世紀程の時間を要しました。7-9世紀において中国で最も雄大な宮苑に囲まれ、水のある景色が王宮殿群を引き立てています。
中国の歴史上で13の時代が陝西で都を定めました。陝西は1100年余りを経て、中国で最も多くの都を定め、長い歴史を誇る地区です。ある意味では、陝西の古い歴史は中国の歴史を凝縮しています。陝西歴史博物館は雄大で壮観の唐の建築群を意識した設計となっています。敷地面積約7万㎡で、1991年6月に完成、公開されました。外部の建築、または内部の設備のいずれも中国の5つ星ランクの博物館だといえます。